ツバキとサザンカの見分け方
お客様から木の違いについて聞かれることがよくあります。
今回はその中でも聞かれることが多いツバキとサザンカの違いについてお話したいと思います。
ツバキ(椿) | サザンカ(山茶花) | |
葉 | 大きめで葉先に丸みがある | 小さめで葉先にギザギザが強い。 葉に厚みがある。 |
花 | サザンカに比べ大きいものが多い | ツバキに比べ小さめのものが多い |
枝 | ツルツル | 毛のようなものが見られる |
時期 | 冬季~春先 | 冬前~春先 |
花の落ち方 | 首元からボトリと落ちる | 花びらで落ちる |
耐寒性 | 強いが寒風に弱い。サザンカより強い。 | 強いが寒風に弱い。ツバキより弱い。 |
それぞれの特徴はこの様な感じですが、
どちらもツバキ科ということや最近では園芸改良品種が増えているので、
とても見分け方が難しくなっているのが現状ですが、
その分色々な花の種類も増えていて好みによって選べるようになりました。
ツバキやサザンカを植えるときの注意点
ツバキやサザンカの環境は似ていています。
どちらも常緑種で花が綺麗、成長も遅くて扱いやすく耐寒性には強い品種です。
ツバキの方が多少耐寒性は強いですが、サザンカも一関や宮城県北までなら生垣としても活用出来ます。
ですが寒風に弱いですので冬季に植えると葉を落として枯れることがあります。
ですので植える時期や場所を見極める必要があります。
ただ虫が付きやすく、チャドクガという植木屋の天敵とも言える毒毛虫が付きやすい品種です。
殺虫剤でも退治出来ますが残った毛でも痒くなってしまう恐ろしい毛虫です。
実際社長もこの毛にやられてしまい1週間腫れてとても痒かったそうです。
早めに対処すればこのような被害も減らせますので知識として残れば幸いです。
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